4月の頃は初めての場所でお母さんと離れることに不安を感じ、泣いている子もたくさんいました。少しずつ慣れてくると、日々どんどん表情も豊かになり、喜怒哀楽をだせるようになると自分の思いを伝えたりと言葉も増えてきました。友だちの真似をしたり「〇〇ちゃん一緒に遊ぼう」など友だちを誘って関わる姿も多く見られるようになりました。
この1年で子どもたちは身体も心も成長しました。自分たちで遊びを考えることも友だち同士で遊ぶ時間も増えてきて、ともだちや保育士と楽しむ子どもたちの笑顔を見るとこちらも楽しくなってきます。
1年間、至らないこともあったかと思いますが保護者の方々に暖かく見守っていただき、ご理解をしていただいて保育することができ感謝しています。そんな大切な時期に子どもたちの成長を保護者の方と一緒に共有し悩んだり共感しながら過ごさせていただいたこと嬉しく思います。ありがとうございました!
最近のいちごぐみさんは、「みてみて~!」と自分で発見したものや、やってみたことを見てほしい姿など、子どもたちからの発信も増えてきました。1歳児は大半を寝て過ごしていた時期から、運動機能がめざしく発達し、遊びながら新しい動きや感覚をどんどん獲得していきます。
追いかけっこで思いっきり友だちや保育者と走ったり、鉄棒や三輪車など身体を使って遊ぶことが大好きないちごさんです。友だちと一緒に遊びたい思いも強くなってきましたよ。友だちがやっていることがやりたくなって真似したり、取り合いをするなかで友だちとのやりとりも増えていき、友だちへの関心が深まり可愛らしいかいわをしている姿など、入園当初に比べて本当に成長したと感じます♡
いちごぐみでの生活はあと2ヶ月ですが、毎日たくさんの発見に共感し楽しみながら、保護者の方ともこどもの姿を共有して過ごしていきたいと思います。
最近は、お部屋やお外でもじっくり集中して遊ぶ姿があります。ブロックや電車の玩具を自分たちで考えて繋げていきますよ!困った時には「先生して」や「○○くんして」と上手に言えるようにもなりました。
また子どもたちは少しずつ自分でする!といった気持ちが強くなってきたのでおむつ替え・ズボンや靴の脱ぎ履きなどを子どもたちと一緒にするようにしています。自分でできたと思えるように全てを手伝うのではなくさりげなく手助けを心掛けています。できた時にはたくさん褒めて一緒に「やったね」とハイタッチしてます♪
友だちの存在を意識するようになり、友だちの遊びが気になる、一緒の事をして遊びたくなる姿がみられるようになってきました。三輪車に乗っている子を見つけると、同じものが欲しくなり、取り合いになる姿も見られますが一緒にさがしていき楽しんでいますよ。
上着は自分でかけている子を見ては、自分もできるかと挑戦したりと周囲からの刺激を受け”友だちもやっているからやってみよう” ”これもやってみたい” と挑戦する意欲的な姿も増えてきました。”やってみたらできた” ”どうしたらできるかな” という体験をたくさんしていきながら色々なことに自信を持ち、挑戦していけるような環境を整えていきたいと思います。
さくらんぼぐみの子どもたちは園庭で遊ぶことが大好きです。登園するとすぐに靴下と上着と帽子を手に持ち園庭へとかけだしていきます。園庭では、三輪車にまたがって動かしたり、押して楽しんでいます。時には大きい子の乗る三輪車の後ろに乗せてもらい動くと大喜びです。また大きな築山に登ってみたり、ボールを追いかけてたり元気いっぱいです!これからもたくさん園庭で体を動かし楽しんでいきたいと思います。
「おやつ食べようか」と声をかけると「あわあわ」と言って水道に向かい手を洗うと、自分のタオルを見つけて手を拭きます。そして自分の座りたい所に座り好みのエプロンを”つけて”と伝えます。食後には自分で着替えを取りに行き、自分でズボンやオムツを脱ごうとしたり、履こうと頑張る姿も出てきました。”自分でやりたいんだ”と言う思いでいっぱいです。”自分で出来た”という達成感をたくさん感じられるようにしていきたいと思います。
ままごとに興味を持ち始めた子どもたち。色んなクラスへと出かけていくと、一目散にままごとコーナーへ行き、机にたくさんのお皿やコップを並べ、食べる真似をしたり、友だちや保育士に「どうぞ」と渡したり食べさせてあげて楽しんでいます。「おいしいね」と友だちや保育士と顔を見合わせニッコリ笑顔を見せ嬉しそうです。
さくらんぼの子どもたちは散歩が大好きです。午前のおやつが終わると帽子を指さして“散歩へ行こう”と伝えています。園庭へ行くと散歩車の所へ行き”乗せて”と伝えます。散歩先では、犬や猫だけでなく、花や飛行機などを発見し「あ~」と言いながら指さしたり笑顔で保育士に伝え喜ぶ姿がありますよ。繰り返し同じコースを行くことで、「もう少し行くと大好きなワンワンがいるぞ」など見通しがもてるようになり、より散歩が楽しめるようになるのですよ。
一緒に掃除をしたり、電話をする真似っこをしたり、大人のすることをよく見ているのだなと子どもたちの姿を見ていて気づかされることがあります。大人だけでなく、友だちが持っている同じおもちゃを持ってきてそばで遊んだり、楽しそうな声が聞こえてくると”なになに”と一緒に触れふれあい遊びや手遊びを楽しんでいます。
クラスの友だちが登園してくると「おはよう!」と嬉しそうに声をかけたり同じ遊びをしようと真似っこしたりと徐々に友だちへの関心が生まれていると感じます。
「同じ玩具・場所がいい」「一緒にしたい」など子どもたちの思いもしっかりと育ってきた中で、時には友だちと思いの違いによりトラブルに発展することもあります。まだ自分の思いを言葉で伝えることが難しく、怒ったり悲しい気持ちを叩いたり噛みつこうとしたりしてその子なりの方法で一生懸命に伝えようとしています。そんな時は「これが欲しかったね」・「一緒にしたかったんだね」などそれぞれの気持ちをしっかり受け止め、「ちょうだいだね」などと代弁することを大切にしています。言葉にならない思いを大人に代弁し、一緒に伝えていくことの繰り返で徐々に言葉でのやりとりができるようになってきます。また、自分の思いを受け止めてもらう経験により、気持ちに少しずつ気づいていくきっかけともなってきます。子どもたちにとって、友だちとの関わりが楽しく心地の良いものとなっていけるといいなと思います。